[PR] 本記事にはアフィリエイト広告を含みます。紹介する内容は、シミュレーターの計算前提や比較検討の一例であり、特定の商品・サービスを推奨するものではありません。
毎月の積立額は決まったけれど、実際に目標資産へ届くのは何歳ごろなのか、 見通しが立たないまま積み立てを続けている方も多いのではないでしょうか。 前回の「新NISAは毎月いくら積み立てればいい?」では 必要な毎月積立額を逆算しましたが、今回は「35歳・毎月6.89万円・年率5%運用」 という条件で、目標資産到達年齢シミュレーターとモンテカルロ法を使い、到達年齢と そのブレ幅を実際に試算してみました。平均的な利回りだけを見ると届きそうに 見えても、相場の上下まで含めるとかなり違った景色が見えてきます。
この記事の結論
- 毎月6.89万円・年率5%運用の前提では、目標資産3,000万円への到達年齢は55歳
- 利回りが2ポイント変わるだけで、到達年齢は3歳前後ずれる
- モンテカルロ法(1,000試行)で確認すると、55歳時点で目標額に届いていた 試行は40.3%にとどまり、資産額は1,540万円〜4,779万円まで幅がある
- 「目標資産に到達すること」と「そこから先の生活が成り立つこと」は別問題
目標資産到達年齢とは
積立を続けたときに目標の資産額へ届くのが何歳ごろになるかを、現在の年齢・ 資産額・毎月の積立額・想定利回りから計算したものです。
計算の考え方
毎年同じ利回りで運用が続くと仮定し、複利で資産が積み上がっていく過程を シミュレーションして、目標資産額を超えるタイミングを探します。今回の 目標資産到達年齢シミュレーターでは、年齢の表示は切り捨て(floor)にしています。 四捨五入にすると、実際にはまだ届いていない年を「到達済み」と表示して しまうリスクがあるためです。
一般的なメリット
「積立額を決めたが、いつ届くか分からない」という状態に対して、数秒で 目安の年齢を出せる手軽さがあります。5項目の入力だけで概算がつかめるため、 まず全体像をつかみたいときに向いています。
一般的な限界・注意点
一定の利回りが毎年続くという前提の計算のため、実際の相場変動(上昇し続ける 年もあれば下落する年もある)は反映されません。また、この種の計算は 積立(蓄積)フェーズのみを対象にしており、目標資産に到達したあと、 その資産を取り崩しながら生活していけるかどうかは別に検証する必要が あります。
想定利回りを3%・5%・7%で動かすと、到達年齢は次のように変わります。
| 利回り | 到達年齢 | 到達までの年数 |
|---|---|---|
| 3% | 58歳 | 23年 |
| 5% | 55歳 | 20年 |
| 7% | 52歳 | 17年 |
利回りが2ポイント動くだけで、到達年齢が3歳前後ずれることが分かります。 想定利回りは1本の数字で決め切るのではなく、幅を持って捉えておいた方が、 実際の見通しに近づきそうです。
ここまで読んで「自分の場合はどうなる?」と思った方は、 目標資産到達年齢シミュレーター で一度試算してみてください。
モンテカルロ法で検証する
平均値ベースの試算 vs 1,000通り試算の違い
先ほどの到達年齢は、毎年同じ利回りが続くという単純化した前提での計算です。 実際の相場はもっと上下しますので、モンテカルロ法で「本当に55歳時点で 3,000万円に届いているか」を確認してみます。1,000通りの市場変動パターンを 発生させ、それぞれのケースで55歳時点の資産額を集計する方法です。
資産シミュレーターで実際に試算した結果
前提条件は先ほどと同じ、35歳・現在資産100万円・毎月6.89万円・目標3,000万円 です。資産シミュレーターで実際に試算したところ、55歳時点で目標資産に到達できて いた試行の割合は**40.3%**という結果になりました。

本図は分布のイメージを示すものであり、各点の間隔は正確な縮尺ではありません。
55歳時点の資産額の分布は次のようになりました。
| パーセンタイル | 資産額の目安 |
|---|---|
| 10%(下位) | 1,540万円 |
| 25% | 2,034万円 |
| 50%(中央値) | 2,726万円 |
| 75% | 3,643万円 |
| 90%(上位) | 4,779万円 |
到達確率・資産分布の読み方
中央値だけを見ると目標の3,000万円にはやや届いていませんが、相場が 上振れすれば4,700万円台まで伸びるケースもあります。積立期間20年でも 相場変動の影響がかなり大きく出ることが、この分布から見て取れます。 「◯歳で届く」という1点の数字だけでなく、こうした分布の広がりも 合わせて見ておくと、計画により現実的な幅を持たせられます。
シミュレーションでわかったこと
固定シミュレーションでは55歳で目標資産に到達するという結果でしたが、 1,000通りの市場変動を織り込んだモンテカルロ法で確認すると、55歳時点で 実際に届いていた試行は40.3%にとどまり、資産額には1,540万円〜4,779万円 という幅があるという結果になりました。平均的な利回りが続くという前提の 「到達年齢」は、あくまで見通しの一つであり、相場次第で数年単位の 前後が起こり得るという点は押さえておく必要があります。
自分の場合はどうなるか確認する
今回は35歳・毎月6.89万円という条件で試算しましたが、年齢や積立額、 目標資産額はご自身の状況に置き換えて確認できます。
- 目標資産到達年齢シミュレーター なら、5項目の入力だけで概算とモンテカルロ結果まで数十秒で確認できます
- NISA・iDeCoの口座区分や、目標到達後の取り崩しまで含めて具体的に 計画したい場合は、本格資産シミュレーター もあわせてご利用ください
入力したデータはブラウザ内で計算されるだけで、外部に保存されることは ありません。
よくある質問
Q. 到達年齢が「55歳」ちょうどと表示されないのはなぜですか?
A. 実際の到達タイミングは年の途中になることがほとんどのため、切り捨て (floor)で表示しています。表示された年齢は「その年のどこかで到達する」 という意味です。
Q. モンテカルロの到達確率が低く感じますが、計算が間違っているのですか?
A. 間違いではありません。固定シミュレーションは「毎年同じ利回りが続く」 という単純化した前提であるのに対し、モンテカルロ法は相場の上下を 織り込んだ結果です。両者に差が出ること自体が、相場変動リスクの大きさを 表しています。
Q. NISAの非課税枠は考慮されていますか?
A. 目標資産到達年齢シミュレーターでは非課税枠の判定は行っていません。 NISA枠を超えるかどうかまで含めて確認したい場合は、本格資産シミュレーター のご利用をおすすめします。
Q. 積立額や年齢を自分の状況に置き換えて試せますか?
A. はい。目標資産到達年齢シミュレーターのページで、ご自身の年齢・ 資産額・積立額・目標額を入力すれば、同じように到達年齢と感度テーブルを 確認できます。
まとめ
- 毎月6.89万円・年率5%運用の前提では、目標資産3,000万円への到達年齢は55歳
- モンテカルロ法で見ると、55歳時点での到達確率は40.3%程度で、資産額には かなりの幅がある
- 「到達すること」と「そこから先の生活が成り立つこと」は別問題であり、 具体的な計画には本格資産シミュレーターの活用がおすすめ
