資産管理ツールの計算のしくみ
保有銘柄の評価額・損益の計算と、保有資産への集計、2つのタブの合計が違う理由、予実比較の計画と実績の計算を説明します。画面の操作は資産管理ツールの使い方を見てください。
評価額・損益・損益率
- 評価額
- 保有数 × 現在値(円未満は切り捨て)。投資信託で基準価額が1万口あたりのときは、口数 × 基準価額 ÷ 10,000 です。
- 取得総額(手入力で取得単価を入れたとき)
- 保有数 × 取得単価(円未満は切り捨て)。投資信託で1万口あたりのときは、口数 × 取得単価 ÷ 10,000 です。取得総額を直接入力したときは、その値です。
- 損益
- 評価額 − 取得総額
- 損益率
- 損益 ÷ 取得総額 × 100(%)。取得総額が0のときは「-」です。
例:保有数100株、取得単価1,270円、現在値1,248円なら、取得総額は 100 × 1,270 = 127,000円、評価額は 100 × 1,248 = 124,800円、損益は −2,200円、損益率は −1.73% です。
楽天証券の行は、取り込んだときはCSVの評価額・評価損益をそのまま使い、取得総額は「評価額 − 評価損益」で求めます。 楽天証券の行の保有数か現在値を編集したときは、上の式で評価額を計算し直し、取得総額はCSVの値のままで損益・損益率を計算し直します。 手入力の行で取得単価(または取得総額)だけを直したときは、評価額はそのままで、取得総額・損益・損益率を計算し直します。
ドル建ての評価額
- 手入力の米国株
- 評価額 = 保有数 × 現在値(USD)× 為替レート(円/USD)(円未満は切り捨て)。損益 = 評価額 − 取得額(円)、損益率 = 損益 ÷ 取得額(円)× 100(%)。
- 楽天証券の米国株の行を編集したとき
- 評価額 = 保有数 × 現在値(USD)× その行の為替(円未満は切り捨て)。その行の為替は、取り込んだときの 時価評価額 ÷(保有数 × 現在値)です。
- 楽天証券の外貨建MMF の行を編集したとき
- 評価額 = 保有数(口)× 1口あたりの外貨額(USD)× 現在値(為替。円/USD)(円未満は切り捨て)。1口あたりの外貨額 = 取り込んだときの 時価評価額[外貨] ÷ 保有数 です。 損益 = 評価額 − 取得総額(CSVの値のまま)、損益率 = 損益 ÷ 取得総額 × 100(%)。
- 楽天証券の外貨預り金の行を編集したとき
- 評価額 = 保有数(外貨額)× 現在値(為替。円/USD)(円未満は切り捨て)。
例:保有数10株、現在値512.34ドル、為替レート150.25円/USD、取得額700,000円なら、評価額は 10 × 512.34 × 150.25 = 769,790.85 → 769,790円、損益は +69,790円、損益率は +9.97% です。
楽天証券の評価額との差
このツールで計算した評価額(手入力の行と、調整済みの行)は、楽天証券の画面・CSVの評価額と数円ずれることがあります。証券会社の端数の扱いが、ここでの計算(円未満の切り捨て)と同じとは限らないためです。
保有資産への集計
- 明細(楽天証券の行と手入力の行)は「口座(現金・NISA・iDeCo・特定口座)× 資産クラス」ごとに合計し、万円にして(0.1万円単位で四捨五入)「資産・内訳」の保有資産に鍵付きの行として入れます。四捨五入して0.0万円になる組は行を作りません。
- 鍵付きの行は、保有銘柄の明細から自動で作られるため、「資産・内訳」では直接変えられません。明細を取り込み・追加・編集・削除すると、作り直されます。
- 保有銘柄タブ上部の資産合計・評価損益と、一覧の最下行「資産合計」は同じ値です。外貨預り金を含め、外貨預り金は「取得額 = 評価額、損益 = 0」として扱います。
- 評価額の合計 = 表示中の月の全明細の評価額の合計
- 取得総額の合計 = 取得総額と損益がある行の取得総額の合計 + 外貨預り金の評価額
- 損益の合計 = 取得総額と損益がある行の損益の合計(外貨預り金の分は0)
- 損益率 = 損益の合計 ÷ 取得総額の合計 × 100(%)。外貨預り金の分だけ分母が大きくなるため、外貨預り金を除いた率より小さくなります。取得総額の合計が0のときは「-」です。
- 信用評価損益:資産合計・損益率は現物(外貨預り金を含む)のままで、信用評価損益は含めません。信用評価損益がある月は、一覧の「資産合計」の下に「信用評価損益(国内)」「信用評価損益(米国株)」を別の行で出し、その下に「信用込み合計」を出します。タブ上部の資産合計・評価損益にも「信用込み」の金額を小さく添えます。
- 信用込み合計の評価額 = 資産合計の評価額 + 信用評価損益(国内・米国株の合計)
- 信用込み合計の損益 = 損益の合計 + 信用評価損益(国内・米国株の合計)。信用込みの損益率は出しません。損益の合計が出せないとき(取得総額と損益がある行が無いとき)は、信用込みの損益も「—」にします(信用評価損益の行はそのまま出します)。
- 評価損益だけを足し、建玉の金額や保証金は足しません。値が0の項目は出しません。
- 信用評価損益は保有銘柄タブの表示だけに使います。「資産・内訳」の合計・鍵付きの行、資産推移の記録、資産シミュレーターへのコピーには含めません。
- 取り込み・手入力では、資産推移の記録(「記録する」)は作りません。記録は「記録する」ボタンで残します。
保有銘柄タブと資産・内訳タブの合計が違う理由
保有銘柄タブの「資産合計」は、表示中の月・表示中の所有者の明細を円のまま合計した値です。「資産・内訳」の保有資産の「合計」は、本人と配偶者の鍵付きの行と手入力の金額の行を、万円のまま合計した値です。 そのため、次の理由で2つの合計が違うことがあります。
| 理由 | どちらが大きく出やすいか | 確認方法 |
|---|---|---|
| 「資産・内訳」で手入力した金額の行(現金・その他・iDeCo の元本確保型など)は、保有銘柄タブに出ない | 資産・内訳 | 「資産・内訳」の口座カードで、鍵の付いていない行を見る |
| 保有銘柄タブは、選んでいる所有者(本人または配偶者)1人分。「資産・内訳」は本人と配偶者の合計 | 資産・内訳(配偶者の分があるとき) | 保有銘柄タブの「所有者」を切り替える(2人分の明細があるときに出ます) |
| 鍵付きの行は「口座 × 資産クラス」ごとに0.1万円単位で四捨五入している(0.0万円になる組は行を作らない)。保有銘柄タブは円のまま | どちらとも決まらない | 差が「口座 × 資産クラスの組の数 × 0.05万円」以内なら、丸めの差 |
| 信用評価損益は保有銘柄タブの「信用込み」にだけ入り、「資産・内訳」には入らない | 「信用込み」の金額だけが違う(信用評価損益がプラスなら保有銘柄タブ)。「資産合計」はどちらも現物だけ | 保有銘柄タブの「資産合計」(信用込みではない方)と比べる |
| 保有銘柄タブで過去の月を表示している。「資産・内訳」は常に今の保有資産 | どちらとも決まらない | 保有銘柄タブの「表示月」を一番新しい月にする |
所有者が1人だけで、「資産・内訳」に手入力の金額の行が無く、保有銘柄タブで一番新しい月を表示しているときは、2つの「資産合計」の差は丸めの差(口座 × 資産クラスの組の数 × 0.05万円以内)だけになります。
「資産・内訳」の合計は、まだ「保存」していない手入力の変更も含めて表示します。資産シミュレーターの「資産管理ツールからインポート」が読むのは保存済みの保有資産だけのため、保存する前の合計とは違うことがあります。
予実比較の計画と実績
- 計画の点の年月
- 計画を保存した月に開始点を置き、そのあとは保存した月から1年ごと(1年後・2年後…の同じ月)に点を置きます。各点は、資産シミュレーターが1年ごとに計算した総資産で、1年分の運用と、収入・支出・積立を終えた時点の資産です。点と点のあいだは直線でつなぎます。例:2026年10月に保存した計画なら、開始点は2026-10、次の点は2027-10、その次は2028-10です。
- 個人の開始点
- 本人の NISA・iDeCo・特定口座の残高と現金残高の合計です。配偶者がいるときは、配偶者の同じ4つも足します(1万円未満は四捨五入)。
- 合算計画の開始点
- 個人の開始点 + 法人の開始時の資産。法人の開始時の資産は、法人の設定の「投資分(残高)+ 現金分(残高)」です(1万円未満は四捨五入)。資産管理ツールの法人の記録ではなく、計画を保存した時点の法人の設定(最後にシミュレーター画面で保存した時点の法人設定)を使います。
- 合算計画のそのあとの点
- 個人の計画の点 + 同じ年の法人の資産の見込み(固定の計算)。MCのときも合算計画は1本で、個人の中央値 + 法人の固定の計算です。
- 合算実績
- 個人の記録 + 法人の記録を、同じ月どうしで足した値です。片方しか記録がない月は、もう片方を0として足します。
- 表示期間の範囲
- 始まりは、計画を保存した月と最初の記録の月のうち早い方です。終わりは、最後の記録の月(記録が保存した月だけのときや、記録がないときは保存した月)に5年・10年を足した月で、計画がそれより短いときは計画の最後までです。合算の線を出しているときは、合算実績の記録も含めて数えます。
- 表示期間の終わり
- 期間の終わりが計画の点と点のあいだに来るときは、前後の点を直線で結んだ値まで線を伸ばします。